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2024年10月28日

変形性膝関節症の原因と避けるべき運動【徹底解説】

変形性膝関節症の原因と避けるべき運動【徹底解説】

変形性膝関節症は加齢や関節への負担により発症する疾患です。本記事では、変形性膝関節症の主な原因と、悪化を防ぐために避けるべき運動について詳しく解説します。

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症のイメージ画像

変形性膝関節症は、膝の軟骨が徐々に摩耗し、関節の機能が低下する病気です。この症状は主に加齢や過度の負担によって発生し、軟骨の減少や関節液の減少が進むと、膝関節の痛みや炎症が引き起こされます。また、長期間にわたり症状が悪化すると、膝の変形や動作の制限が生じ、日常生活に支障をきたすことが多くなります。変形性膝関節症の発症メカニズムを理解することで、早期に対処することが重要です。

症状と進行の仕組み

変形性膝関節症の主な症状には、膝の痛みや腫れ、関節の動きが制限されることがあります。初期段階では、長時間の立ち仕事や歩行後に軽い痛みを感じる程度ですが、症状が進行すると、膝の曲げ伸ばしが困難になり、日常動作にも影響が出ます。さらに、関節内で炎症が起こり、腫れや熱感を伴うこともあります。進行が進むと、関節が変形し、膝の機能が著しく低下します。早期の診断と適切な治療が進行を遅らせるために重要です。

初期症状を見逃さない

変形性膝関節症の初期症状は、軽い膝の違和感や痛みとして現れることが多く、見逃されがちです。特に、朝起きたときや長時間座った後に膝が硬く感じる「こわばり」や、歩行時の軽い痛みは、変形性膝関節症の初期のサインです。こうした症状が続く場合、早期に医師に相談することが重要です。初期段階で適切な治療やケアを行えば、症状の進行を抑え、長期的な膝の健康を維持することが可能です。

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症は、膝関節に過度の負担がかかることにより、関節の軟骨が摩耗し、痛みや炎症を引き起こす病気です。主な原因として、加齢による関節の劣化、肥満による過度の体重負担、遺伝的要因や過度な運動が挙げられます。これらの要因が組み合わさることで、膝の軟骨が徐々にすり減り、関節の機能が低下します。原因を理解することで、予防や進行を遅らせるための対策が取れるようになります。

加齢と関節の摩耗

加齢は、変形性膝関節症の最も一般的な原因の一つです。年齢を重ねるとともに、関節にある軟骨は弾力性を失い、摩耗しやすくなります。この軟骨が徐々に減少することで、膝のクッション機能が低下し、関節に直接負担がかかるようになります。特に中高年になると、軟骨の再生能力が低下するため、関節がすり減りやすく、痛みや腫れが現れることが多くなります。適切な運動や栄養管理によって、加齢による関節の摩耗を遅らせることができます。

過度な体重と膝への負担

肥満は、変形性膝関節症を引き起こす大きな要因です。体重が増えることで、膝関節には常に過度な負担がかかり、軟骨が摩耗しやすくなります。特に、歩行や階段の上り下りといった日常的な動作でも、肥満によって膝への圧力が増すため、関節の損傷が進行しやすくなります。体重管理を行うことで、膝への負担を軽減し、変形性膝関節症の予防や症状の進行を抑えることができます。

絶対に避けるべき!変形性膝関節症を悪化させる運動

膝を痛めている画像

変形性膝関節症を抱える場合、膝に過剰な負荷をかける運動は症状を悪化させるリスクがあります。特に、膝に強い衝撃を与える運動や、過度に膝を酷使するトレーニングは避けるべきです。適切な運動を選ぶことが重要であり、膝を守りながらも体を動かすことが可能です。ここでは、変形性膝関節症を悪化させやすい具体的な運動について紹介し、注意点を詳しく解説します。

ジョギングやランニング

変形性膝関節症の症状がある場合、ジョギングやランニングは膝に強い衝撃を与えるため、避けた方が良い運動です。これらの運動は、膝関節に繰り返し大きな負荷をかけるため、軟骨の摩耗をさらに進め、痛みや炎症を悪化させる可能性があります。特に硬い地面でのランニングはリスクが高く、膝のクッション機能が十分に発揮されず、ダメージが蓄積されやすいです。膝への負担を減らすためには、ウォーキングや水中での運動など、低負荷なエクササイズを選ぶことが推奨されます。

スクワットや重いウェイトトレーニング

スクワットや重いウェイトトレーニングも、変形性膝関節症を悪化させる原因となる運動です。これらの運動は、膝関節に大きな圧力をかけるため、関節へのダメージが増加します。特に重い負荷をかけるトレーニングは、膝に過剰なストレスを与え、症状を悪化させるリスクが高くなります。もし筋力トレーニングを行う場合は、軽い負荷で膝に負担をかけずに行える運動を選ぶことが重要です。エクササイズを行う際には、トレーナーの指導を受け、正しいフォームを心がけましょう。

膝に優しい!おすすめの運動で健康をキープ

ウォーキングをしている画像

変形性膝関節症の症状がある場合でも、適度な運動は膝の健康を維持し、症状の改善や予防に効果的です。膝に負担をかけずに行える運動を取り入れることで、筋力を強化し、関節の柔軟性を保つことが可能です。ここでは、膝に優しい運動について詳しく解説します。

水中エクササイズ

水中運動は、膝関節に負担をかけずに運動ができるため、変形性膝関節症の方に特におすすめです。水の浮力が体重をサポートし、関節への衝撃を軽減するため、膝を痛めるリスクが少なく、筋力を効率的に強化することができます。さらに、水中での動きは関節の柔軟性を高める効果もあり、膝の可動域を広げるのに役立ちます。水中ウォーキングや水中エアロビクスなどの運動は、膝に負担をかけずに健康を維持するための理想的な方法です。

ウォーキング

ウォーキングは、膝への負担が少なく、変形性膝関節症の予防や症状改善に役立つ適度な運動です。特に平らな道を歩くことは、膝にかかる衝撃が少なく、関節を強化しつつも過度な負担を避けることができます。ウォーキングを行う際は、クッション性のあるシューズを着用し、正しい姿勢で行うことが重要です。また、長時間歩くことを避け、無理のない範囲で適度な距離を歩くことが、膝への負担を軽減し、健康維持に効果的です。

最新の再生医療による膝治療

幹細胞治療・PRP 療法はどちらも再生医療の分野になる治療法です。

軟骨を唯一再生できるのは幹細胞を注入する「幹細胞治療」です。

患部に幹細胞を注入することで、その幹細胞が関節内で軟骨に変化して失われた組織や機能を再生させます。

一方でPRP療法は、軟骨の再生はできませんが、成長因子が優れた抗炎症効果と修復作用を発揮します。ひざの痛みに対して今までヒアルロン酸を打ってきた方、ケガや関節障害の痛みに悩まれる方に、手術を回避できる治療法として有効だと言われています。

【痛みの原因に対して根本治療!!】

すり減った軟骨や機能不全になった組織・臓器に集中的に働きかけ、失われた機能を再び回復(再生)させることを目的とした新しい医療のあり方です。

よくある質問!変形性膝関節症に関する疑問をすっきり解決

幹細胞の治療ですぐに痛みは消えますか?

効果が現れるまで、おおむね2~4週間かかります。また、リハビリテーションとして軽い運動が必要です。

副作用はありませんか?

幹細胞治療では、ご自身から採取した細胞を培養して使用するため、副作用は起きづらいですが、投与後に痛みを少し感じたり発熱を起こされる方がいらっしゃいます。

脂肪採取の時に入院が必要ですか?

入院は不要で当日中にお帰りいただけます。脂肪採取にできる傷はごく小さな切り口で縫合の必要はないため、専用のテープで保護します。

ひざではなく肩関節でも投与できますか?

問題ありません。加齢による炎症はもちろん、スポーツによる強い負荷や外傷などが原因の痛みにも効果が期待できます。

まとめ

変形性膝関節症は、膝の関節が摩耗し痛みや腫れを引き起こす疾患で、年齢、体重、運動習慣などが原因となります。膝に負担をかける激しい運動や、階段の上り下りは症状を悪化させるため避けるべきです。、症状の進行を抑えるためには、早期発見と適切な治療、さらに体重管理や膝に優しい運動が重要です。日常生活でのケアが生活の質の向上に役立ちます。

ご予約・お問い合わせについて

恐れ入りますが当クリニックは完全予約制です。
初診と再診でご予約の際の電話番号が異なりますのでご注意ください。

山本医師の画像

監修医師

医療法人仁由会 理事/日本ウェルネス再生クリニック 院長

山本 一仁Yamamoto Kazuhito

平成3年 京都府立医科大学卒業、同年京都府立医科大学第一外科入局。
その後社会保険神戸中央病院外科医長としての勤務を経て、 平成15年よりビバリーヒルズクリニック院長就任。
平成22年よりウェルネスクリニック大阪梅田院に勤務。
平成23年より梅田美容山本クリニック院長就任。
平成29年より医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック院長就任。

前原医師の画像

監修医師

医療法人仁由会 理事/日本ウェルネス再生クリニック 副院長

前原律子Ritsuko Maehara

2014年 神戸大学大学院医学研究科 博士課程 入学
2016年 神戸大学大学院医学研究科 博士課程 修了
2016年 医療法人前幸会 ささゆりヘルスクリニック 開院
2020年 医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック副院長就任