ニキビ跡を消すには?期待でき最新治療と自宅ケアを徹底解説
赤みや色素沈着、クレーターなどのニキビ跡に対する最新の治療法やセルフケア方法を、医師の監修のもとでご紹介します。
ニキビ跡が消えない理由には、炎症の程度や皮膚へのダメージの深さが大きく関係しています。特に炎症が真皮層まで及んだ場合や、適切なケアが行われなかった場合に跡が残りやすくなります。年齢による肌のターンオーバーの低下も、ニキビ跡が消えにくくなる要因の一つです。
ニキビ跡には主に赤み・色素沈着・クレーターの3つのタイプがあります。赤みは炎症後の毛細血管拡張により生じ、比較的改善しやすいタイプです。色素沈着は炎症の刺激でメラニンが過剰に生成されることで起こり、時間をかけて薄くなりますが、紫外線により悪化することがあります。クレーターは真皮層が傷つき、コラーゲンが破壊されることで凹凸ができ、最も治りにくいタイプとされています。
ニキビの炎症が長期化すると、活性酸素や炎症性サイトカインが過剰に産生され、真皮層のコラーゲンやエラスチンといった構造タンパク質が破壊されます。この結果、皮膚の正常な再生プロセスが阻害され、瘢痕組織が形成されることでニキビ跡として残ってしまうのです。特に膿疱性ニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)は真皮層まで炎症が及びやすく、跡が残りやすい傾向にあります。
自己流のスキンケアによってニキビ跡が悪化することは少なくありません。過度な洗顔や強すぎるピーリング剤の使用は、肌のバリア機能を損ない、炎症を長引かせる原因となります。また、市販薬の誤った使用や、肌質に合わない化粧品の継続使用も、色素沈着やクレーターの悪化につながる可能性があります。
ニキビを潰すことは、ニキビ跡のリスクを著しく高める行為です。指で無理に膿を押し出すと、周囲の健康な組織まで傷つけ、炎症を広げてしまいます。さらに、手についた雑菌が炎症を悪化させ、真皮層まで損傷が及ぶとクレーターとなって残ることがあります。色素沈着も起こりやすくなるため、自身でニキビを潰さないことが重要です。
加齢に伴い、肌のターンオーバーは徐々に遅くなっていきます。20代では約28日周期だったターンオーバーが、30代では約40日、40代では約55日と長くなるため、ニキビ改善に時間がかかり、色素沈着などのニキビ跡が残りやすくなります。さらに加齢によりターンオーバーが悪くなったり、創傷治癒能力が低下することによりニキビ跡の改善に時間がかかるようになります。また、コラーゲンやエラスチンの産生も低下するため、特にクレータータイプのニキビ跡は改善が難しくなる傾向にあります。
家にいながら実践できるニキビ跡対策は、継続的なケアが改善の鍵となります。適切なスキンケアと生活習慣の見直しにより、赤みや色素沈着の改善が期待できます。ただし、深いクレーターについては医療機関での治療が必要となることが多いため、セルフケアの限界を理解することも大切です。
紫外線はメラニンの生成を促進し、色素沈着を悪化させる最大の要因です。日焼け止めは季節を問わず毎日使用し、SPF30以上、PA+++以上のものを選びましょう。特に炎症後の赤みがある部分は紫外線に敏感なため、帽子や日傘などの物理的な遮光も併用すると効果的です。また、室内や曇りの日でも紫外線は存在します。日焼け止めは毎日習慣的に使用することが大切です。
ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑制し、既存の色素沈着を薄くする効果が期待されており、また、コラーゲン生成を促進することで、軽度のクレーターの改善にも役立ちます。トラネキサム酸やアルブチンなどの美白成分も併用することで、より効果的な色素沈着対策が可能です。朝晩の継続的な使用が推奨されています。
適切な保湿は、肌のバリア機能を整え、ターンオーバーを正常化します。セラミドやヒアルロン酸、ナイアシンアミド配合の保湿剤を使用し、肌の水分保持力を高めましょう。また、週1-2回の優しい角質ケアは、古い角質を除去し、美容成分の浸透を促進します。ただし、過度なピーリングは逆効果となるため、肌の状態を見ながら調整することが大切です。
ビタミンA、C、Eは抗酸化作用があり、肌の修復を助けます。緑黄色野菜や果物、ナッツ類を積極的に摂取しましょう。また、タンパク質はコラーゲン生成に必要不可欠です。亜鉛は創傷治癒を促進し、オメガ3脂肪酸は炎症を抑制する効果があります。鉄が十分にあることで、全身に酸素が行き渡り、疲れにくく、肌にも血色感が生まれます。美容面では、鉄は健康的な髪や爪の育成、肌のくすみ改善にも関与しており、「内側からの美しさ」に不可欠な栄養素です。ケイ素は、コラーゲンやヒアルロン酸など、美肌に欠かせない成分を支える「土台作り」の役割を持つミネラルです。肌のハリや弾力がサポートされ、爪や髪はより丈夫でつややかに。バランスの良い食事を心がけ、必要に応じてサプリメントも活用できます。
質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、肌の修復を進めます。理想的には22時から2時の間に深い睡眠をとることが推奨されます。また、ストレスは皮脂分泌を増加させ、炎症を悪化させる要因となります。適度な運動やリラックス法を取り入れ、ストレス管理を行うことで、肌の回復力を高めることができます。
美容皮膚科では、ニキビ跡の種類や程度に応じて様々な治療法を提供しています。これらの医療機器や技術を用いることで、セルフケアでは改善が難しい跡も効果的に治療することが可能です。ただし、治療には複数回の施術が必要となることが多く、費用や通院期間についても事前に確認することが重要です。
Vビームレーザーは、拡張した毛細血管を選択的に破壊することで赤みを改善します。1回の施術でも効果が期待でき、3-5回の治療で著明な改善が見られることが多いです。フォトフェイシャルは、光エネルギーを用いて赤みの改善とともに、肌質全体の向上も図れます。どちらも比較的ダウンタイムが少なく、日常生活への影響が少ないのが特徴です。
ケミカルピーリングは、酸を用いて古い角質を除去し、ターンオーバーを促進することで色素沈着を改善します。グリコール酸やサリチル酸など、肌質に応じて使い分けます。イオン導入は、微弱な電流を用いてビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を肌の深部まで浸透させる治療です。両者を組み合わせることで、より効果的な色素沈着の改善が期待できます。色素沈着に対して使用される外用薬として、ハイドロキノンやシステアミンなどが医療機関で処方されることがあります。ハイドロキノンは、メラニンを作る酵素(チロシナーゼ)を強力に阻害し、メラニン生成を抑え、既にできた色素沈着も薄くする働きがあります。システアミンは、チロシナーゼ阻害+メラニン合成に関わる複数の経路をブロックし、ハイドロキノンに匹敵する美白効果があり、より多方面からメラニンを抑制することができます。近年注目されている新しい美白成分です。
ダーマペンは、極細の針で皮膚に微小な穴を開け、創傷治癒反応を利用してコラーゲン生成を促進します。深さを調整できるため、クレーターの程度に応じた治療が可能です。フラクショナルレーザーは、レーザーをドット状に照射することで、より強力に真皮層のリモデリングを促します。どちらも一時的な赤みや腫れが生じますが、クレーターに対して医療現場で用いられる治療法のひとつです。サブシジョンは、カニューレという針を用いて皮膚の内部にある“ひきつれ”や“癒着”を物理的に切り離すことで、皮膚の凹みを持ち上げ、滑らかな肌に近づける治療です。
ポテンツァは、マイクロニードルとRF(高周波)を組み合わせた最新の治療機器です。針を刺入しながら高周波を照射することで、より深部に熱エネルギーを届けることができます。これにより、コラーゲンやエラスチンの再生を強力に促進し、深いクレーターやアイスピック型の瘢痕にも効果が期待できます。ダウンタイムは数日程度で、3-5回の治療で改善が見込めます。
医療機関とエステの最大の違いは、使用できる機器の出力と薬剤の種類です。医療機関では医師の管理下で強力な治療が可能ですが、エステでは美容目的の緩やかなケアに限られます。また、万が一のトラブル時の対応力も異なります。ニキビ跡の改善を真剣に考えるなら、医療機関での治療を選択することをお勧めします。
ニキビ跡の治療は基本的に自由診療となり、保険適用外です。保険診療では、活動性のニキビに対する治療(内服薬や外用薬)が中心となります。一方、自由診療では、レーザーやピーリングなど、より積極的な治療が可能です。費用は施設により異なりますが、1回あたり数千円から数万円程度が相場です。治療計画と予算をしっかり相談することが大切です。
ニキビ跡を改善しようとして、かえって悪化させてしまうケースは少なくありません。良かれと思って行っている行為が、実は肌に大きな負担をかけていることもあります。正しい知識を持ち、肌に優しいケアを心がけることが、ニキビ跡改善への近道となります。
ニキビを潰すことは、最も避けるべき行為です。指で強く押し出すと、膿や皮脂が周囲の組織に広がり、炎症を拡大させます。また、手についた雑菌により二次感染のリスクも高まります。特に深部のニキビを無理に潰すと、真皮層まで損傷が及び、クレーターとして一生残る可能性があります。どうしても気になる場合は、皮膚科で適切な処置を受けることをお勧めします。
過度な洗顔や強い摩擦は、肌のバリア機能を破壊し、炎症を悪化させます。特にスクラブ剤の使用やタオルでゴシゴシこする行為は厳禁です。洗顔は1日2回程度にとどめ、優しく泡で包み込むように洗いましょう。また、洗顔後はタオルで押さえるように水分を取り、決してこすらないことが大切です。
熱いお湯での洗顔は、必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌の乾燥を招きます。乾燥した肌はバリア機能が低下し、刺激に敏感になるため、炎症が長引く原因となります。洗顔時の水温は、人肌程度(32-34度)のぬるま湯が理想的です。また、シャワーの水圧を直接顔に当てることも避けましょう。
紫外線は、炎症後色素沈着を悪化させる最大の要因です。特に赤みや色素沈着がある部分は、健康な肌よりも紫外線の影響を受けやすくなっています。日焼け止めを塗らずに外出することは、ニキビ跡の改善を大きく遅らせます。曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、毎日の紫外線対策は必須です。
アルコールや香料が多く含まれる化粧品、強力なピーリング剤の頻繁な使用は、肌に過度な刺激を与えます。「効果が高そうだから」という理由で、自己判断で刺激の強い製品を使い続けると、かえって炎症を長引かせる結果となります。肌の状態に合わせた適切な製品選びが重要です。
ニキビ跡を作らないためには、ニキビができた時点での適切な対処が最も重要です。早期の治療と正しいケアにより、跡を残さずにニキビを治すことが可能です。特に赤ニキビや黄ニキビは放置せず、速やかに対処することで、将来的なニキビ跡のリスクを大幅に減らすことができます。
赤ニキビと黄ニキビは、毛穴の奥で強い炎症が起きている状態です。この段階で適切な治療を行わないと、真皮層まで炎症が及び、クレーターや色素沈着として残る可能性が高くなります。特に顎や頬にできる深部の炎症性ニキビは、跡になりやすいため、早めに皮膚科を受診することをお勧めします。自己判断での対処は避け、専門医の診断を受けることが大切です。
炎症の初期段階で適切なケアを行うことが、ニキビ跡予防の鍵となります。抗炎症成分(グリチルリチン酸やアラントインなど)を含む化粧水や美容液を使用し、炎症の拡大を防ぎましょう。また、ニキビができた部分は特に優しく扱い、摩擦や刺激を避けることが重要です。保湿も忘れずに行い、肌のバリア機能を維持することで、炎症の早期鎮静化を図ります。
市販のニキビ治療薬は、用法・用量を守って使用することが大切です。抗炎症薬は炎症の強い赤ニキビに、抗菌薬は化膿した黄ニキビに効果的です。ただし、薬の使いすぎは肌の乾燥や刺激につながるため注意が必要です。重症の場合は、皮膚科で処方される内服薬(抗生物質やビタミン剤)の併用も検討しましょう。
顔以外の部位のニキビも、適切なケアを怠ると跡が残ります。背中ニキビは、シャンプーやコンディショナーの洗い残しが原因となることも多いため、入浴時は髪を先に洗い、その後体を洗うようにしましょう。おしりニキビは、座位での圧迫や摩擦が悪化要因となるため、通気性の良い下着の着用や、長時間の座位を避けることが大切です。
皮膚の深部で炎症が起きる「しこりニキビ」は、表面に出口がないため治りにくく、跡が残りやすい特徴があります。放置すると周囲の組織にまで炎症が広がり、深刻な瘢痕となる可能性があります。痛みを伴う硬いしこりを感じたら、速やかに皮膚科を受診し、必要に応じて局所注射や内服薬による治療を受けることが重要です。
ニキビ跡の治療法は多岐にわたるため、自分の症状や生活スタイル、予算に合わせて最適な方法を選択することが大切です。まずは跡の種類や程度を正確に把握し、それに応じた治療計画を立てることから始めましょう。医師との相談を通じて、現実的で効果的な治療方針を決定することが重要です。
赤みタイプには、Vビームレーザーやフォトフェイシャルなどの血管に作用する治療が効果的です。色素沈着には、ピーリングやレーザートーニング、美白剤の使用が適しています。クレータータイプは、ダーマペンやフラクショナルレーザー、サブシジョンなど、真皮層の再生を促す治療が必要です。複数のタイプが混在する場合は、組み合わせ治療を検討することで、より総合的な改善が期待できます。
時間に制約がある方には、ダウンタイムの少ない治療や、通院回数が少なくて済む方法がお勧めです。例えば、IPL(フォトフェイシャル)は施術直後からメイクが可能で、日常生活への影響が最小限です。また、自宅でのスキンケアを充実させることで、通院頻度を減らすことも可能です。医療機関で処方される外用薬を活用することで、効率的な治療が実現できます。
ニキビ跡の改善には時間がかかるため、継続性が非常に重要です。高額な治療を1回受けるよりも、無理なく続けられる価格の治療を定期的に受ける方が、長期的には良い結果が得られることが多いです。また、自宅でのケアも含めて、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。モチベーションを維持するためにも、定期的な経過観察と医師とのコミュニケーションが重要となります。
セルフケアを3ヶ月以上続けても改善が見られない場合や、クレーターなどの深い跡がある場合は、早めに医師に相談することをお勧めします。また、ニキビが繰り返しできる場合や、広範囲に跡が広がっている場合も、専門的な診断が必要です。早期に適切な治療を開始することで、より良い結果が期待できます。
治療費用は、施術の種類や回数、クリニックによって大きく異なります。一般的に、レーザー治療は1回2-5万円、ピーリングは1回5千-1万円程度が相場です。高額な治療ほど効果が高いとは限らないため、医師とよく相談し、期待できる効果と費用のバランスを考慮して選択しましょう。また、トータルコストを考え、治療計画を立てることが重要です。
当院では、患者様の状態に応じた治療プランのご提案を行っています。最新の医療機器と経験豊富な医師による丁寧な診察で、効果が期待できる治療を実現します。初回カウンセリングでは、詳細な肌診断を行い、最適な治療方針をご説明いたします。
ウェルネスでは、最新のレーザー機器やRF治療器を導入し、あらゆるタイプのニキビ跡に対応可能です。オーダーメイドの治療計画を作成し、治療前後の写真撮影により、客観的な効果判定を行い、必要に応じて治療方針を調整します。アフターケアの指導も充実しており、治療効果を最大限に引き出すサポートを提供しています。
カウンセリングからスタートし、患者様のお悩みや生活習慣をヒアリング。その上で、最適な治療プランをご提案します。治療計画の説明と同意を得た後、施術を開始します。
※クレーターの範囲、使用する薬剤によって料金は異なります。





より効果的・経済的に治療を受けていただくために、複数の治療を組み合わせた治療も可能です。料金等の詳細は、クリニックまでお電話ください。
当院は梅田駅から徒歩5分の好立地にあり、仕事帰りやお買い物の合間にも通院しやすい環境です。診療時間は10:00-19:00(月曜日休診)完全予約制となっています。初診の方はウェブサイトまたはお電話でご予約いただけます。院内は清潔で落ち着いた雰囲気を心がけており、プライバシーに配慮した個室での施術を行っています。
Q: ニキビ跡の治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
A.ニキビ跡の治療にかかる期間は、ニキビ跡の種類・深さ・肌質・治療方法・継続の有無によって大きく異なります。
Q: 治療中の痛みはありますか?
A.ニキビ跡の凹みやクレーターを治すためのレーザー治療やニードル治療は、少なからず照射中の痛みがある治療ですが、当院では麻酔クリームを塗ってから照射しますので、痛みは軽減されます。個人差がありますが、ほとんどの方が我慢できる程度の痛みです。
ビタミンCなどを肌に導入させてニキビ跡の色みを改善するイオン導入は痛みなくお受けいただける治療です。※表面麻酔 別途1,980円
Q: 治療後すぐにメイクはできますか?
A.ニードル治療以外は、治療後すぐにメイクは可能です。
ニキビ跡を効果的に改善するためには、「原因理解・正しいセルフケア・適切な医療の活用」の3つが重要です。まずは自分のニキビ跡のタイプを正確に把握し、それに応じた対策を講じることから始めましょう。セルフケアで改善が見られない場合は、早めに医療機関に相談することをお勧めします。継続的なケアと適切な治療により、多くのニキビ跡は改善可能です。あきらめずに、自分に合った方法を選び、肌状態の改善を目指していきましょう。
ニキビに関する対策方法は下記動画でもご紹介!