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2026年1月17日

つむじハゲは思い込み?正しい見分け方と対策を解説

つむじハゲは思い込み?正しい見分け方と対策を解説

つむじ部分の薄毛が気になって鏡を何度も確認してしまう、写真を撮って「これってハゲ?」と不安になる──そんな経験はありませんか?つむじハゲは自然な生え癖による見た目の変化なのか、それとも本当に薄毛が進行しているのか、正しく見極めることが大切です。

つむじハゲとは?思い込みとの違いを解説

つむじ部分の薄毛への不安は多くの人が抱える悩みですが、実際には思い込みであることも少なくありません。正しい判断の目安を知ることで、不安の軽減につながることがあります。

生えグセと薄毛の違いとは

つむじは誰にでもある自然な毛流れの中心点で、髪が渦巻き状に生えているため地肌が見えやすい部位です。正常なつむじでも、毛流れの関係で地肌が透けて見えることがあります。一方、薄毛による変化は毛量の減少や毛の細さが原因で起こります。重要なのは、以前と比べて地肌の見え方や毛の密度に変化がみられるか、毛の密度が減っているかという点です。正常なつむじは毛流れに沿って髪が生えており、中心部分も完全にハゲているわけではありません。

思い込みが起きやすい理由

つむじハゲの思い込みは、鏡の角度や照明条件によって大きく左右されます。上からの強い照明下では地肌がより透けて見えるため、実際より薄く感じることがあります。また、スマートフォンのカメラで真上から撮影すると、フラッシュの影響で実際より薄毛に見える場合もあります。さらに、一度気になり始めると、鏡を見るたびに過度に意識してしまい、些細な変化も大きく感じてしまう心理的な要因も影響しています。

つむじの正常範囲とは?

つむじの形状は円形または楕円形で、毛流れに沿って髪が渦巻き状に生えているのが特徴です。つむじの数は1つの場合が多いですが、2つある人も珍しくありません。重要なのは、つむじ部分でも完全に毛がない状態ではなく、短い毛や細い毛が生えていることです。また、つむじの位置や大きさには個人差があり、生まれつきの特徴であることを理解しておきましょう。

不安が強い人の特徴とは

つむじハゲへの不安が強い人には、完璧主義的な性格や他人の目を過度に気にする傾向があります。SNSやインターネットで薄毛に関する情報を頻繁に検索し、かえって不安を増大させてしまうケースも見られます。また、ストレスを溜めやすい環境にいる人や、外見に対する自己意識が強い人も、思い込みによる不安を抱きやすい傾向があります。家族に薄毛の人がいる場合、遺伝への不安から過敏になることもあります。診断・治療の適応は医師が個別に判断します。

専門家の視点からのアドバイス

医療機関では、専用の機器を使って頭皮や毛髪の状態を客観的に評価します。自己判断では見落としがちな初期の変化も、専門医による診察では客観的評価が可能です。思い込みによる不安が強い場合でも、一度専門医に相談することで安心を得られることが多くあります。また、実際に薄毛が進行している場合は、早期に対応することで進行抑制が期待できる場合があります(効果には個人差があります)。専門医は患者の不安に寄り添いながら、科学的根拠に基づいた適切なアドバイスを提供します。定期的な経過観察も含めて、長期的な視点でのサポートを受けられることも大きなメリットです。

つむじハゲの見分け方

自分のつむじの状態を正しく把握するためには、適切な方法でチェックすることが重要です。思い込みを避け、客観的に判断するためのポイントを解説します。

鏡の角度と光の影響に注意

つむじをチェックする際は、照明条件に注意が必要です。蛍光灯の真下や強いLED照明下では、実際より薄く見える可能性があります。自然光の下で、できるだけ均等な明るさの環境で確認しましょう。鏡の角度も重要で、真上からではなく、やや斜め上から見ることで、より自然な状態を把握できます。洗面所の鏡だけでなく、手鏡を使って様々な角度から確認することも有効です。同じ時間帯、同じ条件で定期的にチェックすることで、変化をより正確に捉えることができます。

写真を使った比較方法

過去の写真と現在の状態を比較することで、変化を客観的に判断できます。できるだけ同じ角度、同じ照明条件で撮影した写真を用意しましょう。スマートフォンのカメラを使用する場合は、フラッシュは使わず、自然光や間接照明下で撮影します。6ヶ月〜1年前の写真と比較することで、進行性の変化があるかを確認できます。家族や友人に撮影してもらうことで、より客観的な画像を得ることも可能です。撮影時は髪を濡らさず、ドライな状態で行うことが重要です。

家族歴との関係を見る

男性型脱毛症(AGA)には遺伝的要因が関与するため、家族歴の確認は重要な判断材料です。父親、祖父、母方の祖父や兄弟に薄毛の人がいる場合、AGAのリスクが高まる可能性があります。ただし、遺伝的要因があっても必ず薄毛になるわけではなく、家族歴がなくても進行することがあり、環境要因や生活習慣の影響も大きく関与します。家族歴がある場合は、より注意深く経過観察を行い、早めの対策を検討することが推奨されます。逆に家族歴がない場合でも、ストレスや生活習慣によって薄毛が進行することもあるため、油断は禁物です。

抜け毛の本数・太さを確認

正常な抜け毛は一般に1日50〜100本程度とされています。シャンプー時やブラッシング時の抜け毛が急激に増えた場合は、薄毛の兆候の可能性があります。抜け毛の太さも重要な指標で、健康な髪と比較して明らかに細い毛が多い場合は注意が必要です。また、抜け毛の根元(毛根)の状態も確認しましょう。正常な毛根は白っぽく膨らんでいますが、異常な抜け毛では毛根が細く、色が濃い場合があります。枕やシャツの襟に付着する抜け毛の量も、日常的にチェックする習慣をつけると良いでしょう。

髪の密度・地肌の透け具合

つむじ部分の髪の密度と地肌の透け具合を総合的に評価します。正常なつむじでも地肌は見えますが、周囲の髪との境界が自然で、急激に密度が変わることはありません。薄毛が進行している場合、つむじ部分の透け感が強くなり、範囲も徐々に拡大します。髪を軽く持ち上げて、根元近くから生えている短い毛の有無も確認しましょう。新しく生えてくる髪があれば、完全な脱毛ではない可能性が高いです。ただし、これらの判断は素人には難しい場合もあるため、不安があれば専門医に相談することをお勧めします。

AGAとの見分け方の違い

AGAによるつむじハゲには特徴的なパターンがあります。進行性で、一度始まると自然経過のみで十分に改善する例は多くないとされています。O字型と呼ばれるつむじ部分から広がる脱毛パターンが典型的で、前頭部のM字型脱毛と併発することもあります。AGAの場合、毛髪のサイクルが短縮され、太く長い毛が減って細く短い毛が増えます。また、脱毛部分の境界がはっきりしており、健康な部分との差が明確になります。一時的なストレスや季節的な要因による抜け毛とは異なり、継続的に進行するのがAGAの特徴です。

AGAによるつむじハゲの特徴

男性型脱毛症(AGA)によるつむじハゲには、特有の進行パターンと症状があります。早期発見・早期治療のために、AGAの特徴を詳しく理解しましょう。

AGAの典型的な進行パターン

AGAは進行性の脱毛症で、一度発症すると一般に自然に改善することは少ないとされています。つむじ部分から始まる場合はO字型と呼ばれ、円形に脱毛範囲が広がっていくのが特徴です。初期段階では毛が細くなり、徐々に本数が減少していきます。進行速度には個人差がありますが、放置すると数年から数十年かけて脱毛範囲が拡大します。ハミルトン・ノーウッド分類では、O字型の進行度を7段階に分けて評価します。早期発見により適切な治療を開始することで、進行を遅らせたり改善したりすることが可能です。

O字型とM字型の違い

AGAにはO字型とM字型の2つの主要なパターンがあります。O字型はつむじ部分(頭頂部)から円形に薄毛が広がるパターンで、初期段階では前から見ても分かりにくいのが特徴です。一方、M字型は前頭部の生え際から後退するパターンで、額の両端から徐々にM字状に薄毛が進行します。多くの場合、O字型とM字型は併発し、最終的につながって広範囲の薄毛となります。日本人男性ではO字型から始まる例もみられます。家族歴や遺伝的要因によってパターンが決まる傾向があります。どちらのパターンでも、早期治療が効果的です。

脱毛スピードの個人差

AGAの進行速度には大きな個人差があります。20代で急激に進行する人もいれば、40代になってから徐々に進行する人もいます。遺伝的要因、ホルモンバランス、ストレス、生活習慣などが進行速度に影響します。一般的に、若年で発症するほど進行が早い傾向にありますが、必ずしもそうとは限りません。また、季節や体調によって一時的に抜け毛が増えることもあるため、数ヶ月間の経過観察が重要です。急激な変化を感じた場合は、早めに専門医に相談することで、適切な対応策を講じることができます。定期的な写真記録により、客観的に進行度を把握することも有効です。

ホルモンの影響とDHT

AGAの主な原因は、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることです。DHTは毛包に作用して毛髪の成長期を短縮し、毛を細く短くします。この過程が繰り返されることで、最終的に毛包が萎縮し、毛髪が生えなくなります。DHTの感受性には遺伝的な個人差があり、同じDHT濃度でも薄毛の進行度は人によって異なります。現在のAGA治療薬の多くは、この機序にアプローチする設計で、進行抑制等が報告されています(効果には個人差があります)。血液検査でDHT値を測定することも可能で、必要に応じて実施されることがありますが、標準的には臨床所見を総合して判断します。

進行が止まらない場合の判断基準

AGAかどうかの判断基準の一つは、脱毛が継続的に進行することです。一時的なストレスや季節的要因による抜け毛は、原因が解消されれば自然に改善しますが、AGAは治療しない限り進行し続けます。6ヶ月以上にわたって薄毛が進行している場合、AGAの可能性が高くなります。また、家族歴がある、20代後半以降の男性、毛髪が細くなってきた、抜け毛に短い毛が混じっている、といった複数の条件が当てはまる場合も注意が必要です。早期治療により進行を抑制できるため、これらの兆候がある場合は専門医への相談を検討しましょう。

セルフチェックでできる診断方法

自宅でできる簡単なチェック方法を身につけることで、つむじハゲの進行を早期に発見できます。定期的なセルフチェックで、変化を見逃さないようにしましょう。

過去写真との比較方法

6ヶ月から1年前の写真と現在の状態を比較することで、進行性の変化を判断できます。比較する際は、撮影条件(照明、角度、髪の状態)をできるだけ揃えることが重要です。スマートフォンの写真であれば、拡大機能を使って詳細に比較できます。変化が分かりやすいように、写真を並べて表示したり、透明度を調整して重ね合わせたりする方法もあります。明らかな変化がある場合は写真を保存し、専門医への相談時に持参すると診断の参考になります。微細な変化は判断が難しいため、複数の時点での写真を用意することが推奨されます。

チェックシートを活用しよう

体系的なセルフチェックには、項目化されたチェックシートが有効です。「抜け毛の量(1日50本以下・50-100本・100本以上)」「毛髪の太さ(太い・普通・細い)」「つむじの透け具合(目立たない・やや目立つ・とても目立つ)」「家族歴(あり・なし)」「ストレス状態(低い・普通・高い)」などの項目を定期的にチェックします。点数化することで、変化を数値的に把握することも可能です。チェックシートは月1回程度の頻度で記録し、継続的な変化を追跡します。複数の項目で悪化傾向が見られる場合は、専門医への相談を検討しましょう。

アプリでの頭皮確認

最近では、スマートフォンアプリを使った頭皮チェックも可能になっています。一部のアプリでは、写真を撮影するだけで毛髪密度や薄毛の進行度を分析してくれます。ただし、これらのアプリの診断精度には限界があり、医学的な診断の代替にはなりません。参考程度に利用し、継続的な記録や変化の追跡に活用することが適切です。アプリを使用する際も、一定の条件下で撮影することで、より有用なデータを得ることができます。不安がある場合は、アプリの結果を参考に専門医に相談することをお勧めします。

思い込みによる心理的ストレスと対処法

「つむじハゲかもしれない」という不安は、時として過度なストレスを生み、日常生活に支障をきたすことがあります。心理的な負担を軽減するための対処法を学びましょう。

他人の目が気になる心理とは

つむじハゲへの不安は、他人からどう見られているかという対人不安と密接に関連しています。実際には他人はそれほど気にしていないことが多いにも関わらず、自分だけが過度に意識してしまうケースがよく見られます。この心理状態は「スポットライト効果」と呼ばれ、自分が注目されていると錯覚する現象です。外見への過度な意識は自信の低下を招き、社交的な活動を避けるようになることもあります。重要なのは、自分の価値は外見だけで決まるものではないということを理解し、内面的な魅力や能力に目を向けることです。

メンタルケアの重要性

薄毛への不安が日常生活に影響を与えている場合、メンタルケアが必要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、ストレス軽減と健康的な毛髪環境の維持に役立ちます。リラクゼーション技法(深呼吸、瞑想、ヨガなど)を取り入れることで、不安をコントロールできるようになります。趣味や好きな活動に時間を費やし、髪のこと以外に意識を向けることも大切です。ストレスは薄毛の進行要因の一つでもあるため、メンタルケアは美容面でも健康面でも重要な意味を持ちます。

心療内科の相談も選択肢に

薄毛への不安が極度に強く、日常生活や仕事に支障をきたしている場合は、心療内科への相談も検討しましょう。強迫的に鏡をチェックしたり、人との接触を避けたりする行動が見られる場合は、専門的なサポートが必要かもしれません。心療内科では、不安やストレスをコントロールする技法を学んだり、必要に応じて薬物療法を受けたりすることができます。身体醜形障害などの疾患が隠れている場合もあるため、専門医による適切な診断と治療が重要です。精神的な健康を保つことは、全体的な生活の質向上にもつながります。カウンセリングを通じて自己理解を深め、より健康的な思考パターンを身につけることも可能です。

医療機関での診断・検査方法

自己判断に限界を感じたら、専門の医療機関での診断を検討しましょう。客観的で科学的な検査により、現状把握と治療方針の検討に役立ちます。

頭皮カメラによる診察

現代のAGA診断では、マイクロスコープや専用の頭皮カメラを使用した詳細な観察が行われます。これらの機器により、肉眼では確認できない毛穴の状態、毛根の太さ、毛髪密度を正確に測定できます。健康な毛髪と比較することで、薄毛の進行度を客観的に評価します。また、毛穴あたりの毛髪本数や、成長期・休止期の毛の割合なども分析可能です。画像は保存されるため、治療効果の判定や経過観察にも活用されます。この診察により、患者自身も自分の頭皮状態を視覚的に理解することができ、治療への理解と動機を高めることができます。

毛根の状態をチェック

毛根の観察は、脱毛症の診断において重要な情報を提供します。正常な毛根は白っぽく膨らんだ球状をしていますが、AGAによる脱毛した毛は毛根が細くなったり、色が変化したりします。トリコスコピー(毛髪鏡検査)により、毛径の変化、毛周期の異常、毛包の炎症状態などを詳細に観察します。また、プルテスト(牽引テスト)により、毛髪の結合力や抜けやすさを評価することもあります。これらの検査により、一時的な脱毛症なのか、進行性のAGAなのかを鑑別することができます。毛根の状態は治療効果の判定にも有用で、治療前後の比較により改善度を客観的に評価できます。

問診と家族歴のヒアリング

詳細な問診は診断の基本となる重要なプロセスです。薄毛の始まった時期、進行パターン、家族歴、生活習慣、ストレス状況、使用している薬剤やサプリメントなどについて詳しく聞き取りを行います。特に家族歴は重要で、父系・母系両方の祖父母、両親、兄弟の薄毛状況を確認します。また、過去の病歴や現在服用中の薬剤が脱毛に影響している可能性も検討されます。女性の場合は、妊娠・出産歴、月経周期、ホルモン治療歴なども重要な情報となります。これらの情報を総合することで、薄毛の原因を特定し、最適な治療方針を決定することができます。

ホルモン値の検査について

AGAの診断と治療方針決定のため、血液検査によるホルモン値の測定が行われることがあります。主に測定されるのは、テストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)などです。これらの値により、AGAの発症・進行リスクを評価し、治療薬の選択に役立てます。女性の場合は、エストロゲン、プロゲステロン、アンドロゲンなどの女性ホルモンバランスも重要な指標となります。また、甲状腺ホルモンや亜鉛、鉄分などの栄養状態も脱毛に影響するため、必要に応じて検査されます。これらの検査結果により、ホルモン療法の適応や副作用のリスクを事前に評価することができます。

治療提案の流れ

診断結果に基づいて、患者一人ひとりに最適な治療計画が立案されます。軽度の薄毛であれば生活習慣の改善や外用薬から開始し、進行した症例では内服薬や複合治療が検討されます。治療効果の期待値、副作用のリスク、費用、治療期間などについて詳しく説明され、患者の希望や生活スタイルに合わせて最適な選択肢が提示されます。また、治療開始後の経過観察スケジュールや、効果判定の時期についても説明されます。患者が十分に理解し、納得した上で治療を開始することが重要であり、質問や不安があれば遠慮なく相談できる環境が整備されています。

保険適用の有無について

AGA治療は基本的に自由診療(保険適用外)となります。これは、AGAが生命に関わる疾患ではなく、美容・QOL(生活の質)向上を目的とした治療とみなされるためです。内服薬(フィナステリド、デュタステリドなど)、外用薬(ミノキシジル)、植毛手術など、ほとんどの治療が自費負担となります。ただし、他の疾患(甲状腺機能異常、膠原病など)が原因の脱毛症の場合は、保険適用で治療を受けることができます。費用は治療内容や用量により異なります。長期間の治療が必要となるため、費用面も含めて十分に検討し、無理のない治療計画を立てることが重要です。医療費控除の対象になる場合もあるため、詳しくは税務署や税理士に相談してください。

AGA治療に使われる主な薬と効果

現在、AGA治療には科学的根拠に基づいた有効な治療薬が複数あります。それぞれの特徴や効果、副作用を理解して、自分に適した治療法を選択しましょう。

内服薬と外用薬の違い

AGA治療薬は大きく内服薬と外用薬に分けられ、それぞれ異なるメカニズムで効果を発揮します。内服薬は体内からホルモンに働きかけて脱毛を抑制する作用があり、全身への効果が期待できます。一方、外用薬は頭皮に直接塗布することで毛根に栄養を供給し、発毛を促進します。内服薬は服用が簡単で継続しやすいメリットがありますが、全身への影響も考慮する必要があります。外用薬は局所的な作用のため副作用は少ないものの、塗布の手間や頭皮の状態による吸収率の違いがあります。多くの場合、内服薬と外用薬を組み合わせることで、より高い治療効果が期待できます。

フィナステリドの作用

フィナステリドは、AGA治療の第一選択薬として広く使用されている内服薬です。5α-リダクターゼII型という酵素を阻害することで、テストステロンからDHTへの変換を抑制します。これにより毛髪の成長期が延長され、抜け毛の減少と毛髪の太さの改善が期待できます。臨床試験で有効性が示された報告はありますが、対象や評価条件により結果は異なります(効果には個人差があります)。効果が現れるまでには通常3〜6ヶ月かかり、継続的な服用が必要です。1日1回1mgを服用するのが標準的な用量で、食事の影響を受けないため服用タイミングは自由です。ただし、女性(特に妊娠可能な年齢)には使用できないため、注意が必要です。

ミノキシジルの使い方と効果

ミノキシジルは血管拡張作用により毛根への血流を改善し、毛母細胞の活性化を促進する外用薬です。日本では1%と5%の濃度の製剤が承認されており、男性には5%製剤が推奨されます。1日2回、洗髪後の清潔な頭皮に適量を塗布し、マッサージして浸透させます。効果が現れるまでには4〜6ヶ月程度かかり、継続使用により効果が維持されます。初期脱毛として、使用開始後2〜6週間で一時的に抜け毛が増えることがありますが、これは新しい毛髪が成長するための正常な反応です。内服薬との併用により相乗効果が期待でき、より高い改善率が報告されています。使用を中止すると効果は消失するため、長期継続が前提となります。

副作用のリスクと注意点

AGA治療薬には、効果と同時に副作用のリスクも存在します。フィナステリドの主な副作用は、性欲減退、勃起不全などです。これらの症状は服用中止により改善することがほとんどですが、稀に持続する場合もあります。また、肝機能への影響も報告されており、定期的な血液検査が推奨されます。ミノキシジルの副作用としては、頭皮のかゆみ・かぶれ、初期脱毛、頭痛、めまいなどがあります。重篤な副作用は稀ですが、心疾患のある患者では注意が必要です。治療開始前に既往歴や現在服用中の薬剤を医師に申告し、定期的な経過観察を受けることが重要です。

効果が出るまでの期間

AGA治療の効果判定には十分な期間が必要です。フィナステリドでは、抜け毛の減少は比較的早期(1〜3ヶ月)に実感できますが、毛髪の増加や太さの改善には6ヶ月以上かかることが一般的です。ミノキシジルも同様に、4〜6ヶ月程度で効果が現れ始めます。最大の効果を得るには1〜2年の継続治療が必要とされています。治療効果には個人差があり、年齢、薄毛の進行度、治療開始時期などにより差が生じます。若年者や軽度の薄毛ほど治療効果が高い傾向にあります。効果判定は客観的な評価(写真撮影、毛髪密度測定など)により行い、主観的な判断だけに頼らないことが重要です。途中で効果を実感できなくても、最低6ヶ月は継続することが推奨されています。

当院の症例紹介

当院で実際に治療を行った症例をご紹介します。患者様の了承を得て、治療の経過と効果を写真とデータで示しています。

  • 年齢・性別:40代男性
  • 施術の目的:頭頂部のボリュームアップ
  • 施術内容:FUT術1300株
  • 施術回数:1回
  • ダウンタイム:通常1週間~1ヵ月程度
  • 副作用・リスク:個人の健康状態や術式、株数などにより異なりますが、移植に伴う患部の腫れ、かゆみ、赤みなど通常の外科的な手術でおこりうる症状が出る場合がございます。
  • 費用:当時のモニター価格¥819,000-
FUT術1300株症例紹介

※本施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が出るわけではありません。リスクや副作用については、医師と十分にご相談の上、施術をご検討ください。

まとめ

つむじハゲへの不安は、正しい知識と適切な対処法により解決できます。まず重要なのは、思い込みと実際の薄毛を正確に見分けることです。

  • 見分け方のポイント: 過去の写真との客観的な比較、照明や角度に影響されない適切な観察方法、家族歴や抜け毛の質的変化の確認、継続的な経過観察による進行性の評価が重要です。自己判断だけでなく、信頼できる人の意見や専門医の診断も参考にしましょう。
  • 対策のポイント: セルフチェックによる定期的な状態把握、過度な不安に対する心理的ケア、信頼できる情報源からの正確な知識習得、必要に応じた専門医への早期相談が効果的です。一人で悩まず、適切なサポートを求めることが大切です。

思い込みによる過度な不安は、それ自体がストレスとなり生活の質を低下させます。一方、実際に薄毛が進行している場合は、早期の適切な治療により改善が期待できます。自己判断に迷いがある場合は、専門医に相談することで客観的な評価と安心を得ることができます。AGA治療には一定の有用性が報告されていますが、効果・安全性には個人差があり、副作用の可能性もあります。自由診療が中心のため、費用面も含めて医師とご相談ください。髪の悩みから解放され、自信を持って日々を過ごせるよう、適切な判断と行動を心がけましょう。

ご予約・お問い合わせについて

恐れ入りますが当クリニックは完全予約制です。
初診と再診でご予約の際の電話番号が異なりますのでご注意ください。

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監修医師

医療法人仁由会 理事/日本ウェルネス再生クリニック 院長

山本 一仁Yamamoto Kazuhito

平成3年 京都府立医科大学卒業、同年京都府立医科大学第一外科入局。
その後社会保険神戸中央病院外科医長としての勤務を経て、 平成15年よりビバリーヒルズクリニック院長就任。
平成22年よりウェルネスクリニック大阪梅田院に勤務。
平成23年より梅田美容山本クリニック院長就任。
平成29年より医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック院長就任。

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監修医師

医療法人仁由会 理事/日本ウェルネス再生クリニック 副院長

前原律子Ritsuko Maehara

2014年 神戸大学大学院医学研究科 博士課程 入学
2016年 神戸大学大学院医学研究科 博士課程 修了
2016年 医療法人前幸会 ささゆりヘルスクリニック 開院
2020年 医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック副院長就任