ニキビの芯は取るべき?原因と正しい対処法
ニキビの芯は気になるものですが、無理に取ると炎症や跡を残す原因になります。芯の正体や原因、NG行為、正しい取り方、予防法などを詳しく解説します。
ニキビは進行具合によって、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビなど段階的に変化します。ニキビの芯は皮脂や角質の塊や膿で、ニキビの種類によって構造が異なります。芯の種類を正しく理解することで、適切なケアが可能になります。
ニキビの芯の正体は、毛穴に詰まった皮脂や古い角質が固まった「角栓」や、炎症により生成された「膿」です。白っぽく見える芯は角栓が主成分で、黄色っぽい芯は膿が混じっています。これらは毛穴の奥で形成され、ニキビの進行段階によって性質が変化していきます。
白ニキビは毛穴が閉じた状態で、芯は白っぽい角栓として見えます。黒ニキビは毛穴が開いており、角栓が酸化して黒く変色した状態です。黄ニキビは炎症が進行し、膿を含んだ芯が形成されています。それぞれ対処法が異なるため、種類を見極めることが重要です。
皮膚の深い部分にできる「しこりニキビ」は、表面に芯が見えない硬いニキビです。これは炎症が真皮層まで達しているため、一般的な芯の押し出しでは対処できません。しこりニキビの場合は、皮膚科での専門的な治療が必要になります。
ニキビの芯から強い臭いがする場合や、同じ場所に慢性的なしこりができる場合は、粉瘤(アテローム)の可能性があります。粉瘤は良性腫瘍の一種で、ニキビとは全く異なる疾患です。このような症状がある場合は、自己判断せず医師の診断を受けることが大切です。
ニキビの芯の構造を正しく理解することで、無理な処置を避け、適切なケアができるようになります。また、芯の状態から炎症の程度を判断し、必要に応じて早めに皮膚科を受診する判断基準にもなります。
ニキビの芯は皮脂分泌過多や毛穴詰まり、アクネ菌の増殖によって発生します。ホルモンバランスの変化や生活習慣、間違ったスキンケアが複合的に関与しています。
思春期のホルモンバランスの変化や、ストレス、生理周期により皮脂分泌が増加すると、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。特に皮脂腺が多いTゾーンや顎周りでは、過剰な皮脂が角栓を形成しやすく、これがニキビの芯となります。男性ホルモンの影響を受けやすい部位では、特に注意が必要です。
肌のターンオーバーが正常に働かないと、古い角質が肌表面に蓄積し、毛穴の出口を塞いでしまいます。この状態が続くと、皮脂と角質が混じり合って固い角栓が形成されます。加齢や睡眠不足、栄養不足などがターンオーバーの乱れを引き起こし、芯のできやすい肌環境を作ってしまいます。
毛穴内にアクネ菌が増殖すると、炎症反応が起こり、白血球が集まって膿を形成します。この膿が芯の一部となり、黄ニキビの特徴的な黄色い芯を作ります。アクネ菌は皮脂を栄養源とするため、皮脂の多い環境では急速に増殖し、炎症を悪化させます。
精神的ストレスや睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、男性ホルモンの分泌を促進します。これにより皮脂分泌が増加し、毛穴詰まりが起こりやすくなります。また、ストレスは免疫機能も低下させるため、アクネ菌の増殖も抑制しにくくなり、炎症性ニキビができやすい状態になります。
洗顔のしすぎによる皮脂の取りすぎや、保湿不足による肌の乾燥は、かえって皮脂分泌を促進させます。また、油分の多い化粧品や、毛穴を詰まらせやすい成分を含む製品の使用も、芯の形成を助長します。適切でないクレンジングも、メイクや汚れが毛穴に残る原因となります。
芯を無理に潰すことは炎症の悪化やクレーター状のニキビ跡を作る原因になります。一時的に芯が取れても、長期的には肌トラブルを招くリスクが高いため、避けるべき行為を知っておきましょう。
指で芯を押し出す行為は、手指についた雑菌を毛穴に押し込む危険性があります。また、力加減をコントロールできないため、必要以上に強い圧力が皮膚にかかり、周囲の健康な組織まで傷つけてしまいます。これにより炎症が拡大し、治癒期間が長引く可能性があります。
強い力で芯を押し出すと、毛穴周囲の真皮層にダメージを与え、コラーゲン線維を破壊します。これがクレーター状のニキビ跡の原因となります。一度できたクレーターは完全に元に戻すことが困難で、美容皮膚科での専門治療が必要になることが多いです。
消毒していないピンセットや針、汚れた手で芯を取ろうとすると、細菌感染のリスクが高まります。毛穴内に新たな細菌が侵入すると、炎症がさらに悪化し、膿疱性ニキビや蜂窩織炎などの重篤な感染症に発展する可能性もあります。
自己流の芯の除去では、芯の一部が毛穴の奥に残ってしまうことがあります。残った芯は毛穴の閉塞を続け、新たな皮脂と混じり合って再び芯を形成します。これにより同じ場所にニキビが繰り返しできる「反復性ニキビ」の原因となります。
無意識にニキビを触ったり、芯を確認しようとして頻繁に触ったりするクセは、手の雑菌をニキビに移す行為です。また、物理的な刺激により炎症が慢性化し、治りにくいニキビになってしまいます。意識的に触らないよう注意することが大切です。
芯が見えるニキビには、自然な排出を促すケアや医師による適切な処置が安全で効果的です。焦らずに正しい方法でケアすることで、跡を残さずに治すことができます。
最も安全な方法は、芯が自然に排出されるまで待つことです。抗炎症成分を含む外用薬を使用し、炎症を抑えながら皮膚のターンオーバーを促進させます。同時に適切な保湿を行うことで、皮膚の修復機能を高め、自然な排出を促すことができます。この方法は時間はかかりますが、跡を残すリスクが最も低い方法です。
イブプロフェンピコノールやアダパレンなどの抗炎症成分を含む外用薬は、炎症を和らげながら芯の排出を促します。市販薬では、サリチル酸やイオウを含む製品も効果的です。ただし、使用前に成分をよく確認し、肌に合わない場合は使用を中止することが重要です。
面皰圧出は、皮膚科医が専用の器具を使って芯を安全に除去する治療法です。施術前に皮膚を消毒し、適切な圧力で芯のみを取り除きます。医師が行うため感染リスクが低く、芯を完全に取り除くことができます。痛みは軽度で、施術時間も数分程度です。
芯が出た後の毛穴は一時的に開いた状態になるため、適切な消毒が必要です。アルコール系ではなく、刺激の少ない消毒薬を使用し、その後は必ず保湿を行います。保湿により皮膚のバリア機能を回復させ、毛穴の収縮を促進します。
芯が出た後は、低刺激な洗顔料でやさしく洗顔し、十分な保湿を心がけます。洗顔は1日2回程度とし、ゴシゴシこすらずに泡で包み込むように洗います。保湿剤は油分が少なく、毛穴を詰まらせにくいジェル状やローション状のものを選ぶことが推奨されます。
芯があるニキビには、医療機関での専門的な治療が最も効果的です。面皰圧出や(以下は自由診療)重症例ではイソトレチノイン内服を選択する場合があります。本剤は日本国内未承認で、有効性・安全性が確立していないため、医師の管理の下で適応を慎重に検討します。入手経路や国内承認薬の有無、諸外国での承認状況等を事前にご説明します。イソトレチノインとはビタミンA(レチノール)の誘導体で、強力に皮脂分泌を抑え、炎症を改善する飲み薬です。主に重度のニキビ治療に使われます。
市販薬では、アダパレン様作用を持つ成分や、抗菌・抗炎症成分を含む製品が有効です。処方薬では、アダパレン、過酸化ベンゾイル、クリンダマイシン、ナジフロキサシンなどなどが使用されます。内服薬では、抗生物質や漢方薬も併用されることがあります。
皮膚科での面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)は、専用の器具を使って毛穴内の芯だけを的確に除去する治療法です。医師の技術により、周囲の組織を傷つけることなく、芯を完全に取り除くことができます。施術後は適切なアフターケアも指導され、感染予防と早期回復が期待できます。
グリコール酸やサリチル酸を使ったケミカルピーリングは、古い角質を除去し、毛穴詰まりを解消します。面皰圧出と組み合わせることで、既存の芯を除去しながら新しい芯の形成を予防できます。定期的な施術により、ニキビのできにくい肌質への改善が期待されます。
クリンダマイシンやナジフロキサシンなどの抗菌外用薬は、アクネ菌の増殖を抑制し、炎症性ニキビの改善に効果的です。これらの薬剤は医師の処方が必要で、適切な使用期間と方法を守ることが重要です。耐性菌の発生を防ぐため、長期使用は避けることが推奨されます。
芯のあるニキビが2週間以上改善しない場合、または悪化している場合は、皮膚科の受診を検討しましょう。特に炎症が強い、膿を伴う、痛みがある場合は早期の治療が必要です。自己判断での長期間の放置は、跡が残るリスクを高めます。
芯があるニキビを防ぐには、根本的な原因への対処が必要です。生活習慣の見直しと正しいスキンケアにより、ニキビのできにくい肌環境を整えることが重要です。
揚げ物や油分が多い食材を食べ過ぎると、皮脂が過剰に分泌され毛穴に詰まった皮脂が
うまく排出されずに、アクネ菌の餌となって炎症を起こしニキビができます。
ですので「ニキビがよくできるな?」と感じたら、油物を控えたりビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養をバランスよく取り入れて、食生活の見直しをしてみましょう。ビタミンB群(特にB2、B6)やビタミンCは、皮脂分泌の調整と肌の修復に重要な役割を果たします。レバー、魚類、緑黄色野菜、柑橘類などを積極的に摂取しましょう。一方、高糖質食品や乳製品の過剰摂取は皮脂分泌が増えやすいとの報告もあり、適量を心がけましょう。
質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、肌の修復と再生を助けます。睡眠不足は皮脂分泌を増加させ、免疫機能も低下させるため、7-8時間の充分な睡眠を取ることが重要です。規則正しい睡眠リズムを保つことで、自律神経のバランスも整えられます。
慢性的なストレスは男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌を促し、皮脂分泌の増加を引き起こします。また、コルチゾールの分泌により免疫機能が低下し、ニキビが悪化しやすくなります。適度な運動、瞑想、趣味活動などでストレス発散を心がけましょう。
洗顔は朝晩2回、ぬるま湯と低刺激な洗顔料で行います。洗いすぎは皮脂を過剰に除去し、かえって皮脂分泌を促進するため注意が必要です。洗顔後は必ず保湿を行い、肌のバリア機能を維持します。化粧水、美容液、乳液の順番で、肌に負担をかけないよう丁寧にケアしましょう。
マスクの着用により毛穴が詰まりやすくなるため、通気性の良い素材を選び、こまめに交換することが重要です。メイク用品は、ノンコメドジェニック製品(毛穴つまりが発生しにくいように開発された製品)を選び、帰宅後は速やかにクレンジングで完全に落とします。メイクの上からでも使える毛穴ケア製品も効果的です。
【おすすめのクレンジング2選】
ハワイ産のホワイトハニー(ハチミツエキス)配合のクレンジングオイルで泡を作ることで、お肌へ負荷を減らしつつメイク汚れをすっきり落として、肌を清潔に保ちます。炭酸、油溶性ビタミンC誘導体、ビタミンP誘導体によりワントーン上の輝きを与えます。またバオバブ種子油、セラミドの潤い成分がクレンジング後の乾燥を防ぎ、肌荒れを防ぎます。

エムディアクレンジングジェル(¥3,850)濡れた手でも使用可能なクレンジングジェルで、洗浄力と保湿力を兼ね備えた「モロッコ溶岩クレイ」と肌表面や毛穴の汚れを吸着して洗浄する「ベントナイト」という2種類のクレイを配合。肌に必要な潤いは残しつつ、汚れや余分な皮脂などを吸着して余分な皮脂や汚れを落とし、肌を清潔に保ちます。
芯が出た後の皮膚は無防備な状態です。適切な洗浄・保湿・紫外線対策を行うことで、色素沈着やニキビ跡の形成を防ぎ、きれいに治すことができます。
芯が出た直後は、ぬるま湯で患部をやさしく洗浄し、清潔にします。その後、冷たいタオルや氷で患部を軽く冷やすことで、炎症を抑制し、毛穴の収縮を促進します。冷却は5-10分程度を目安とし、直接氷を当てるのではなく、タオル越しに行うことが大切です。
患部の消毒は必要ですが、アルコール系消毒液は刺激が強すぎるため避けましょう。低刺激の消毒液を使用した後は、必ず保湿を行います。ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿剤が効果的で、肌のバリア機能の回復を助けます。消毒と保湿のバランスを保つことが重要です。
【おすすめ保湿ケア】

エムディア3Dモイストプレミアムマスク5枚入り(¥5,500)
ヒアルロン酸の5~10倍の保水力があると言われる保湿成分サクランを配合。またセラミドも2種配合し、皮膚のバリア機能回復にも効果あり。
3D形状でおでこから顎下までぴったり吸着フィットし肌全体に潤いを届けます。
芯が出た後の皮膚は非常に紫外線に敏感です。日焼け止めクリーム(SPF30以上)を必ず使用し、帽子や日傘も活用しましょう。紫外線による色素沈着は一度できると消すのが困難なため、予防が最も重要です。曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、毎日の対策を欠かさないようにしましょう。
【おすすめ日焼け止め】

エムディアUVシルキープロテクション(日焼け止め)¥4,180
SPF50+・PA++++・UV耐水性★★
ノンケミカル処方でありながら、軽い使用感ですぅーとお肌に密着します。
肌への負担を抑えながらしっかりと紫外線をカットします。また、EGF※配合で、肌をすこやかに保つ使い心地です
芯が出た後はしばらく、ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)製品を使用することが推奨されます。また、香料や着色料、アルコールなどの刺激成分を避け、敏感肌用の製品を選ぶことが安全です。新しい製品を使う際は、パッチテストを行ってから使用しましょう。
患部への摩擦や刺激を避けることが重要です。タオルで顔を拭く際は押し当てるようにし、こすらないよう注意します。また、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドなど、皮膚の修復を助ける成分を含むスキンケア製品を取り入れることで、きれいな治癒を促進できます。
【おすすめスキンケア】

DRXビタミンC配合高浸透美容液(¥5,038)
肌に欠かせない美容成分のビタミンCは、そのままでは肌に吸収されにくいというデメリットがあります。
ロート製薬のビタミンC美容液は、独自の処方技術で安定性を高めたビタミンC誘導体を高濃度に配合しており、肌の深部まで届くように処方設計されています。

※本施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が出るわけではありません。リスクや副作用については、医師と十分にご相談の上、施術をご検討ください。

※本施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が出るわけではありません。リスクや副作用については、医師と十分にご相談の上、施術をご検討ください。

※本施術は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が出るわけではありません。リスクや副作用については、医師と十分にご相談の上、施術をご検討ください。
ニキビの芯は皮脂と角質が詰まってできる現象で、種類によって適切な対処法が異なります。自己流で芯を取ろうとする行為は炎症の悪化やニキビ跡の原因となるため、避けることが重要です。
正しい対処法としては、抗炎症薬による自然排出の促進や、皮膚科での面皰圧出などの専門治療があります。また、予防には生活習慣の改善と適切なスキンケアが不可欠です。
芯が出た後は消毒と保湿、紫外線対策を徹底し、きれいな治癒を目指しましょう。2週間以上改善しない場合や悪化した場合は、自己判断せず皮膚科を受診することをお勧めします。正しい知識と適切なケアにより、ニキビの芯による肌トラブルを防ぎ、健康で美しい肌を保つことができます。
日本ウェルネス再生クリニックでは、ニキビ治療として「アクネスニードル」が人気です。「アクネスニードル」は、極細針から放出される高周波エネルギーが、皮脂の過剰分泌の原因となる皮脂腺に直接作用します。皮脂腺へ熱作用を加える施術で、皮脂分泌の抑制が期待され、再発リスクの低減につながる場合があります。表皮への負担が少なく、ピンポイントでの治療が可能なのが特徴です。また、一時的な症状改善ではなく、ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌を原因の一つである皮脂分泌へのアプローチを行います。従来の外用薬やピーリング治療と異なり、皮脂腺そのものにアプローチすることで、一定期間の効果が報告されることがありますが、個人差があります。定期的な治療により、ニキビの再発を効果的に予防することが可能です。